お待たせしました、ついに【東京ネームタンク】が動き始めます!
最初のブログ記事、始めましたー!!ってワイワイするのもいいのですが、「書きたいことを書く」というのもやはり大事ですよね。初めてのエントリーは、ここ最近考えていたことをまとめてみたいと思います。
「大人って何か。」
大人になるって、どんなことだろうと、大人気なく考えてました。みなさんはどんな人を大人だと思いますか。分別があって、優しくて、そんな感じでしょうか。
僕は個人的にはこれまで、大人とは命をかけた数かなあと、ぼんやりと思ってました。映画でも何度も死線を経験した男は、渋い大人って感じですし、重い病気で入院している子供が、他の同年代の子に比べてはるかに大人びていること、また結婚すると大人感出ますよね、男は特に。僕はこれは、妻や子供や、命をかけるものが増えるからなのかなと思ってました。
とは言え、ピンときてなかったんです。命をかけることがなぜ、大人に結びつくのか。
今はその答えが、少し分かった気がしています。そしてそれが分かったことで、僕はいまとても落ち着いた気持ちで、この新しい道を歩み始められています。
というわけで、ここから先が僕なりのその答えなのですが…、命はやはり関係しています。
人はみな死にます。必ずです。そして死の先には、何も持っていけない。
となると僕たちは、生きているうちに誰かに、自分の持ち物を預けなくてはなりません。そうでなければそれは、いずれ忘れ去られ無意味になってしまう。
大人とは、「他の誰かに、自分のどれだけを託せたか。」と言えるのではないでしょうか。
誰もがゆるやかに死にゆくなかで、自分を託していく。
だからより多くを託し、もしくは大事な何かを託し、そういう人を、大人だと感じませんか?
(逆に言うとすべて自分のものにできると信じていられるうちを、子供と言えそうです。)
託しかたは、人それぞれあると思います。会社で仕事をするのも、家族に愛を注ぐのも、きっとみんな日常の中で自然に進めるのでしょう。マンガを描くのもきっと、その1つの方法なのだと思います。
そして先に戻って自分の気持ちなのですが、僕は今、自分の作品を読んでもらうのとは別に、託していきたいことがあります。僕が追求し知り得た知識と技術で、それまで悩んでいた人が素晴らしい作品を生んでくれる。このことを知った今、これを託さぬ理由がありません。
35になり、僕はどれだけ大人になれたでしょうか。おっさんと言われてもそうだなと思いますし、小僧と言われてもまだまだその通りだと思います。これからの道では、使い古された言い方ですが、この目に映る人にありったけを託していきたい。どれだけできるか分かりませんが、受け取っていただけたら幸いです。
(…なんて言いながら、あわよくばここから世界中の人たちに大ヒット作品を、とか目論んでたりしなくもないので、まだまだぜんぜん子供かもしれないw)
ともあれ【東京ネームタンク】、はりきって始動します!みなさまどうぞよろしくお願いいたします!
代表・講師 ごとう隼平
託すということ
